6月の本棚のご紹介
松尾翠さんからコメントをいただきました。
新しい本が本棚に入りました
梅雨、それから夏。
木々たちがわさわさと旺盛に育ち、大好きな季節です。
梅雨の雨でつややかな木々もいい。
大原にお住まいのベニシアさん、お元気かなぁ…どうされているかなぁ。ご病気をされたといういう話を聞いたのは、いつだったか。
NHKでの「猫のしっぽカエルの手」を楽しみにしていた一人で、放送を見かけなくなって久しい今は、それでも本を時々めくってその暮らしを楽しませてもらっています。
本は、スノードームみたいなものでもありますね。
もうこの世界線のベニシアさんの暮らしは大原にはないのかもしれない。(そう思うと、もはやフィクションとノンフィクションの境目はどこなんだろうか)
だけど、私たちはいつだって、本を通してあの頃のこの夢のような里山での暮らしに触れることができる。
小さくて大きな、自然と共にある丁寧な暮らし。
私たちの毎日はなんだかんだと慌ただしい。だからこそ、たまにそのエッセンスに触れたくなるのです。
日々変わりゆく私たち。
本はその人のその時の「瞬間の永遠」。
そんなふうに思って触れてみる時間を。
珈琲と共にすごしてみては?
数寄屋造りの家を建てるまでを描いた漫画も面白いよー。